F1に興味を持ち始めた方なら一度は現地観戦をしてみたいと思うでしょう。日本国内でもF1の世界選手権は開催されていますが、隣の国中国でもF1の世界選手権が開催されています。開催場所も上海のため日本からも行きやすい立地ですし、時差も2時間しかないので入国後に時差ボケで悩まされるという心配もありません。中国のF1サーキットは意図したものではないですが、結果的にサーキットが上から見たら「上」の字に見えるということで注目を浴びました。開催場所も上海のため、それも相まって世界中の方から親しまれています。サーキットは直線が多いように見えて細かいカーブなども多くあるので、ドライバーにとってはテクニックの見せ所でもありますし、直線を利用して一気に相手を追い抜くこともできるので、ファンにとっても熱戦が楽しめるグランプリです。
中国でF1を観戦するなら見ておきたいこと
日本から中国に行ってF1を観戦するのなら、試合は当然のことですが他にも見ておきたいものは多くあります。それがグランプリ開催前のお祭りです。お祭りと言っても日本の縁日のようなものではなく、サーキット場でお店が開かれたり、ドライバーのサイン会や会見、新型マシンの展示場などがある場のことです。通常ならばレースではただ見ていることしかできないドライバーと間近で交流することができる場にもなっているので、レースが始まっていなくてもF1を楽しむためのイベントとして魅力がたくさんあります。また、開催場所が中国なので本格的な中華料理の屋台なども出ることでしょう。日本にも中華料理屋などはありますが、本場で食べる中華料理はイベントの熱をさらに引き立ててくれること間違いありません。
中国のグランプリは意外と歴史が短い
多くの方が知っている通り、中国は非常に歴史の長い大国です。そのためF1の歴史も長いように思っている方が多くいると思いますが、意外とF1の世界選手権が開催されたのは最近なのです。2004年に初めて開催されて以降続いている中国のグランプリですが、開催当初はドライバーから批判されるようなサーキットだったのです。それには理由があり、もともとサーキット場は埋め立て地を利用して作られたものだったため、地盤のゆるさが影響して非常に走りづらいサーキットでした。その批判は数年にも及びましたが、しっかりとサーキット場には手が加えられ、批判のあった箇所は補修工事を施して今では多くのドライバーに愛されるサーキットとなりました。そのため、中国のサーキット場についてバックボーンを知っておくと観戦時の魅力も増幅することでしょう。