競技でトロフィーを扱うのはなぜか

古来より数多くの競技などが行われてきて、勝利者はその戦利品としてトロフィーなどを賜ってきました。トロフィーには多くの意匠が施されたり、その競技にあわせたデザインを施されていることがあります。もともと今日のような形式であったのではありません。欧州の歴史の流れがその中には受け継がれています。古代ギリシャ・ローマの時代から戦利品はありましたが、それは競技大会の勝者をたたえるという目的ではなく戦争などで相手から奪い取った戦勝記念という意味合いが強いものでした。現在よりももっと攻撃的なもので、戦った相手の装備していた楯や鎧、兜などを討ち取った証として持ち帰ったのです。つまりこのあたりに優勝楯という名残が残っています。その当時も奪い取った鎧などに勝利の女神の名前であるニケを刻んでいたり、自分の勝ち取ったものであるという記録をしかと残していました。また、現在でも自分の手元にずっと残すわけではなく、その大会ごとに移転する形を持っているものもあります。多くの場合、そこには前回優勝者の名前が刻まれる、あるいはペナント等で付属して重みを増していきます。相手のものを奪った証であるという当時の名残がここに残っているのです。

競技トロフィーの歴史

トロフィーは英語でTrophyと書くが、スポーツ等の競技会において優勝者に授与される優勝カップや楯などを指します。時には優勝者だけではなく、上位入賞者やその他好成績をおさめた者にも渡されることがあります。トロフィーの歴史は古代ギリシャに遡ります。その頃のオリンピックスポーツの勝者には、月桂冠が送られていました。後に、月桂冠に加え、アンフォラと呼ばれる陶器の器も貰うようになりました。その後、馬を使ったレースなどのスポーツ競技会において、17世紀後半になってやっと金属製の物が贈られるようになりました。これらは聖爵(せいしゃく)と呼ばれる杯で、銀杯が主に使われました。馬だけではなく、その後ボートや自動車レースでもこのような物が贈られるようになりました。これらが現在使われている物の原型となっています。現在では、デザインも様々で、柱の数が1本の物や4本の物、杯ではなく人や動物、サッカーボールの形になっている物も現れました。材料も銀ではなくガラス製の物も出て来ています。文化も発達し、それに応じて増えてきた色々な種目に対応する為に形や材料も共に増加して来たのです。現在のトロフィーにはその様な文化の多様性も見ることが出来ます。

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